株式会社モーブル

生産の最終ラインを守り、安心の家具をお客様のもとへ。

Profile
生産部
2009年
平野 正和
略歴

佐賀県で育ち、身近に大川家具を見てきたことがキッカケでインテリアへの興味が芽生える。趣味で家具の色を塗りかえるなどモノづくりへの関心も生まれ、高校卒業後は車のシートメーカーに就職し生産のイロハを学ぶ。親しい先輩が働いているという縁もあり、家具作りを仕事にすべくモーブルへの転職を決めた。現在は生産部4班のリーダーとして出荷前の最終ラインで検品や梱包を担当し、モーブル家具の安心と信頼のカギを握る。

上司のそばで働くことが、何よりも自身の成長につながる。

工場での生産経験を生かせるうえ、インテリアにも興味があるということで、家具づくりができるモーブルに入社しました。入社後は3ヵ月ほど研修として上司の作業風景を見学して流れや雰囲気をつかみます。ほかにも実際に製品の組立に木工用接着剤である「ボンド」を差す「ボンド組み」を任せていただき、モーブルで扱う製品がどういったものなのかを知ることができました。ボンド組み自体は手作業で、難しい工具や機械を使うこともありません。付きっきりというわけではありませんが、上司がすぐそばで作業していて相談しやすく、正しくできているか適宜確認してもらえるのでダイレクトに成長へつながりましたね。私が所属する生産部の工場は1、2班が部品を流して3班が研磨、4班では最終的に流れてきた部品を組み立てて完成させ、検品して梱包という流れです。生産部では研修が終われば適性ある班に配属され、私は入社して10年ほど1班にいたので、4班以外の生産ラインの知識を学べたのも今に生きていると思います。

部下への采配、リーダーとしての振る舞いを模索する日々。

入社後、1班で10年ほど部品業務について経験を積み、4班へ異動し、リーダーになりました。リーダーとして前日に班全体の作業進行度を確認し、次の日のスケジュールを大方決めます。毎朝少し早く出社して工場内を見て回り、作業を効率化できる場所が無いかを前もってチェックし、MTGで各々に予定を共有します。この事前準備により部下の手が空くこともなく、当日のスタートがスムーズに進みます。チームをより良くするには部下への接し方も心掛けなければなりません。言葉一つで捉え方は十人十色。いかにモチベーションを落とさず指導するかが肝要で、いまも指導方法を模索しています。4班では自社ブランド『Meuble』のTVボードやソファ関連の生産をメインに行っており、私は4班で「検品・梱包」という出荷前の最終確認を行う重要任務を担当。お客様が直接手に触れるものなのでネジが出ていないか、正常に動作するかなど細心の注意を払って検品を行います。自身が生産に携わった商品が通販サイトのレビューで良い評価を受けると、検品を行う者として心底やりがいを感じますよ。

「できる」をもっと増やし、視野の広いリーダーを目指す。

細かな部品の取り付けやTVボードの引き出し作りなど、経験していない業務がいくつかあります。担当業務が落ち着いているときは部下に自分の作業を任せ、未経験の業務にも積極的に着手して経験値を蓄えています。今後は、自分の知識や経験だけではわからない角度からモノを見る目を養い、製品が良くなるアイデアや生産効率アップのヒントを見つけていくことで、より良い家具をお客様の元へお届けするのが目標ですね。仕事を探している方にお伝えしたいことは、木工製品という自然のものを扱う仕事の楽しさ、難しさです。家具は使用する材木の種類によってそれぞれ堅さや色、性質が異なります。湿気を含みやすい木もあれば、膨張したり割れたりしやすい木も。材木ごとの特色すべてを理解するにはたくさんの時間と経験が必要ですが、知識が深まるうえやりがいも大きいですよ。そして一つとして同じ模様のない年輪や木目。それぞれの表情が尊く、美しく感じられるのもまた、この仕事の魅力ではないでしょうか。当社の生産部にご入社いただけたその時は、ぜひ一緒にモーブルを盛り上げましょう。