面接時のラフなスタイルも個性。度量の大きい社長との出会いがまさに運命。
高橋縫製の求人広告を見た親から勧められたことが応募のきっかけです。入社当初は「空調ダクトの製造」がどんな仕事なのか一切わからない状態でした。ただ、どうしても当社で働きたかったので、やる気をアピールしようと気合を入れて面接に臨みました。結果、採用してもらって現在に至ります。実は面接には後日談がありまして、一般的に面接といえばスーツなのですが、当時は高校を卒業したばかりで一般常識が足りず、ジーンズにTシャツという面接の場には不釣り合いなラフなスタイルでした。入社後、社長から「これまでそんな服装で面接を受けた人はいなかった」と聞いて恥ずかしい思いをしたものの、それを個性として受け入れてくれた社長の度量の大きさに本当に感謝しています。
機械は生き物。数値を登録すれば同じものが完成するとは限らない。
前述した通り「空調ダクトって何?」と右も左もわからない状態での入社。きっと上の人が教えてくれるだろう、と楽観視していたというのが正直なところです。実際、先輩が親切、丁寧に教えてくれたおかげで、今はダクトのことは大方わかるようになってきました。入社後約1年はダクトの内側部分の製造工程に従事。次は、ダクトとつなぐボックス組立工程へ。ボックスとは空気の合流や分岐、消音など、さまざまな役割があり、大きさや形状もさまざまです。工程としては、図面から長さや角度などを拾い出してはPCに入力し、材料である鉄板を折り曲げながら完成形へと近づけていきます。半年ほど所属し、それまで手がけていたボックスとダクトを合体する工程を経て、再び内側を製造するインターロック班に所属。仕事をするうえで心がけていることは、どの工程でも共通していますが、何と言っても不良品を出さないことです。これに尽きますね。そのためには機械の調子に合わせて調整することと、完成品のチェックが重要です。
人間関係抜群の会社がもっと成長できるように少しでも力になりたい。
現所属のひとつ前のポジションで、人の上に立つ役割を任せてもらいました。ただ、初めての経験でしたし、20代前半と年齢も若く、経験豊富な工場長とのやりとりや、部下にあたる人への指示出し、納期に間に合わせて仕事をすることへのプレッシャーなど、苦労の連続だったことを覚えています。人の上に立ったからとはいえ、スキル的にはまだまだで、周りの人に早く追いつき、追い越したい、という気持ちが強かったですね。今もその気持ちは変わらず、昨日より今日、今日より明日と日々少しずつでいいので成長することを目指しています。これまでに手がけてきた製品の技術を磨くのはもちろん、新製品も開発に携わって会社の成長にも貢献していきたいです。当社はスタッフみんな仲良くフレンドリーなので、すぐに馴染めますし、仕事も面白いと思いますよ。ぜひ仲間に入ってほしいですね。