MAGAZINE

仕事はつらくてしんどいもの。

そう先人に教わってきたけど、もう限界…

都会がキラキラしているのは、たくさんの人たちの

涙の結晶が星屑になって輝いているからなのかな…。

なんてことを夜中に缶チューハイを飲みながら

考えていると、それを真っ向から否定する会社が

大阪経済の中心地である船場で見つかりました！

 

年間休日がたっぷり130日もあるのに、

残業がほとんどない商社。

そんな現代の神話のような会社『大藏電機』を訪ね、

一人前を目指してがんばる新人のお二人にお話を伺いました！

 

お話を伺ったのは…

 （写真左）

古久保　有練さん

2022年2月に入社し、現在は営業部の車載部門で活躍中！音楽をこよなく愛し、休日に遠征に行くほどアイドル好きな側面も。飲み会ではハイボール派。

 

（写真右）

秋山　優斗さん

古久保さんと同じく2022年2月に入社し、営業部の車載部門で活躍中！飲み歩きが好きで、根っからの猛虎党。最近、赤ワインの魅力に気づきつつある…。

 

 

 

編集者

本日はよろしくお願いいたします。

あの、年間休日130日って本当ですか？

狐にだまされているのではないでしょうか。

 

古久保さん

狐がだますメリットもありませんし、

年間休日が130日あるのは本当です。

弊社のお休みは取引先様のスケジュールに

合せて設定されているため、他社と比べると

大型連休の日数が長くなっているかもしれません。

それが完全週休二日制と組み合わさることで

130日という数字が生まれました。

 

編集者

ホワイト企業との取引があるからこそ

可能になった数字なんですね。

長めの大型連休ってどれくらい休めるのでしょうか。

 

古久保さん

今年（2023年当時）でいえば、

有給休暇を1日使うことで9連休になりました。

 

編集者

えっ！？

小中高の冬休みに肉薄するレベルの連休…。

うらやましいという言葉しか出てきません。

 

古久保さん

音楽鑑賞もしやすいし、機会があれば

海外にも行きたいなって思っています。

 

編集者

とはいえ、とはいえですよ。

日々営業をする中で帰りが遅くなったり

見積書をはじめとした書類作成が溜まったり

するわけじゃないですか。

ははーん、ということは出勤しているときに

ひたすら残業するわけですね。

 

秋山さん

この会社で働いてから残業はなくなりましたね。

自分でスケジュールを調整できるので、

早く帰りたい日があれば、そうできるように

段取りを組めばいいんです。

といっても、たとえ遅くなっても

18時半を超えたことはないですね。

 

編集者

ええっ、それはタイムカードを押しただけで

実は会社に残ってる的なものではなく。

 

秋山さん

それ、ド直球で労基に

違反してるじゃないですか。

そんなことはまったくないですよ。

早く帰れるので、キックボクシングのジムに

通い出したくらいです。

 

編集者

平日から趣味満開！

すべてのビジネスパーソンが夢見る

桃源郷（オアシス）が、こんな都会にあったとは。

でも、やっぱりタヌキに…

 

秋山さん

タヌキがだますメリットはないですね。

もっと目の前の事実と向き合ってください。

 

 

 

編集者

おふたりは車載担当という

車に搭載する電子部品などのパーツ類を

扱う部署で働いていると聞いているので

どういった仕事があるのか教えてください。

 

秋山さん

パーツを製造するサプライヤー企業と

エンドユーザーである某大手自動車メーカーとの

間に立って取引を仲介するのが主な役割です。

 

古久保さん

上司と秋山の3人でチームを組み、

エンドユーザーである自動車メーカーの

担当者の方からニーズを引き出しながら、

そのパーツの調達が可能な企業を見つけて

取引をまとめるといったことをしています。

 

 

※ここで仕事内容がよりわかりやすくなるように

1日の流れをご紹介します。

状況によってスケジュールは変化しますので

一例としてご覧ください。

 

9時　出社　

前日に来ていたメールの対応や

翌週の営業スケジュールを計画しながら、

取引先様からの問い合わせに応えます。

 

10時　エンドユーザーへの営業

この日の午前中はエンドユーザーである

大手自動車メーカーに訪問しました。

車載部門の供給先は1社のみですが、

プロジェクトごとに担当者は変わるため、

さまざまな方との出会いがあります。

会話は商談だけでなく、ときには世間話も

交えるなど和やかな雰囲気で進みます。

 

13時　サプライヤー企業への営業

12時から1時間の昼休憩を取ったら、

社用車に乗り、サプライヤー企業を訪問。

以前から提案していた取引が見事契約につながり

ホッと胸をなでおろす。

うまくいったときは、仕事が終われば

飲みに行くぞと考えたりしているそうです。

 

15時　帰社

会社に戻ってきたらメールの確認や

翌日の準備などを行います。

わからないことは先輩に聞きやすいので

どんどん聞きましょう。

 

17時30分　退社

仕事が一段落すれば勤務終了。

この日は契約成立の記念に上司が

居酒屋でプチ祝勝会を開催してくれることに！

表情の輝きも変わります。

 

編集者

ご説明ありがとうございました。

サプライヤー企業との取引は関西圏のみですか。

 

秋山さん

いえ、全国に散らばっている感じですね。

南は大分から北は群馬県や新潟県まで

広がっていて、面白いところでいえば

佐渡島に行くこともあるんですよ。

 

編集者

そんな遠くまで！？

 

秋山さん

初めに行ったときはびっくりして。

車を借りて移動するのですが、

島にはほとんど信号機がないんです。

スイスイ進むのですごく快適でした。

 

編集者

食べ物もおいしそうですね。

 

秋山さん

魚介類が本当においしかったです！

佐渡島に限らず出張の機会があれば、

割とその土地のおいしいものを

食べに行ってますね。

 

古久保さん

事前にSNSで調べて行くこともあるよね。

静岡県に出張した時に食べた有名なハンバーグの

お店もおいしくて気に入りました！

 

編集者

出張をめちゃくちゃ楽しんでいらっしゃる（笑）

チームで動くから孤独ではないグルメを

堪能できるのもポイントですね！

 

 

 

編集者

現在のお仕事は狭く深くといった世界ですが、

おふたりは入社のときから、

専門知識を持ち合わされていたんですか？

 

古久保さん・秋山さん

いえ、まったく

 

編集者

えええ、本当ですか！？

 

古久保さん

前職は受付業務に携わっていましたし、

学校も映像の専門学校だったので

電子部品のことはさっぱりでした。

 

秋山さん

同じく電子系の知識はなかったです。

当社に入社したのもルート営業に挑戦したい

という動機が大部分を占めていたので

業界で決めたわけではないんです。

 

編集者

そこからスタートしてもいけるものなんですか？

 

古久保さん

なんとかなっているのは、

完全に上司のおかげだと思います。

 

秋山さん

聞けば教えてくれますし、見積書の抜けがないかも

しっかりチェックしてくれるのでありがたいです。

 

古久保さん

それに、入社から半年ほどは現場に同行してくれ

イチから営業のイロハを教えてくれます。

 

秋山さん

実は直属の上司は、

テレビ番組制作の照明に関わっていた人なんです。

 

編集者

上司の方も異業種からの転職組なんですね。

 

秋山さん

そうなんですけど、

知識も営業スキルも私とは段違いです。

勤続10年以上のベテランで

真似したいなと思える部分がたくさんあります。

 

編集者

たとえば、どういうところですか？

 

秋山さん

お客様に応じて対応の仕方を変える柔軟性ですね。

コミュニケーションスキルがかなり高いです。

 

古久保さん

相手の気持ちを察する能力もすごくて。

先方がこの書類がほしいと思っているときには

すでに準備していたりするのでおどろきます。

 

編集者

おお、いわゆるスゴ腕上司なんですね！

 

秋山さん

お客様だけでなく、私たちの指導でも

それぞれに合わせた教え方にしてくれて。

私の場合だと自分でなんでも進めたいタイプなので

基本的に放任主義で自由にさせてくれ

本当に大事なところだけ助け船を出してくれます。

 

古久保さん

私は心配性で細かく質問するタイプなので

逆に上司からこまめに「大丈夫？」と声をかけてもらえ、

先回ってアドバイスをしてもらえるのがありがたいです。

 

編集者

その人の特性に合わせて、

ピンチのときに突然現れる

ウルトラマンタイプになったり、

世話好きなおかんタイプになったりと

自分を変化させられるってすごいことですね。

これなら、どんなタイプの新人が来ても大丈夫そう。

 

古久保さん

それに、営業職の女性はいま私ひとりなんですけど、

事務方をサポートしてくれるアシスタントの

先輩たちはみなさん女性で年齢も近いんです。

いつもサポートしてくれるので助かっています。

 

なにかあれば助けてくれる先輩のひとり。プライベートでも遊びに行くほど仲が良いのだとか。

 

秋山さん

部署に関係なくみなさんやさしいですし、

祝勝会や慰労会も多くて楽しいです。

社員同士の関係性の良さはピカイチですね！

 

編集者

ひいきにしているお店はあるんですか？

 

古久保さん

堺筋本町にある数字だけの屋号のお店が

ホームみたいなものですね。

でも、いろいろなお店に連れていってもらえます。

 

秋山さん

ちょっと自分では行けないお店にも

社長が食事に誘ってくれることもあるんです。

それは仕事にも役立っていて、取引先様を

接待する際のお店選びの参考にもなっています。

 

編集者

なるほど、親交を深めるだけでなく

実益にもつながっているんですか。

おふたりは、よく頼むメニューはありますか。

 

秋山さん

お造りとたこわさはマストですね。

たこわさで延々とお酒を飲めます。

 

古久保さん

秋山は飲むとなったら、赤ワイン1本飲むんです。

 

秋山さん

いやいや、ちゃんと場をわきまえていますよ。

普段はグラスで楽しんでますから、グラスで！

ちなみに古久保はごはんものに目がないんです。

飲み始めたタイミングでおにぎり頼むんですよ。

 

古久保さん

白ごはんだけでも無限に食べれますから！

余裕でおにぎりで飲めますよ。

 

編集者

……なんとなく飲み会での

にぎやかな感じが伝わってきました（笑）

 

秋山さん

いま社員は全員で11名と小規模なこともあって

大家族みたいな仲の良さがありますね。

古久保も私も中途入社なのですが、

入社のタイミングが1週間しか違わず、

年齢も同じなんです。

お互いに長所も短所も違うので、

ライバルというより同期として手を取り合って

チームでがんばりたいなと思っています。

 

古久保さん

…あー、そうですね。

本当にそう思います。

 

秋山さん

えーっ、なんでそんな表情！？

がんばっていい話してるんだから、

もうちょっとリアクションしてよ…。

 

古久保さん

お、やるか、やるかぁ！

編集者

休日や残業時間のインパクトもすごいですが、

常に笑いがたえない会社だというところが

一番の魅力だと全身で感じ取れました（笑）

本日はありがとうございました！

 

 

楽しいインタビューを終えたあとは、

おふたりの採用にも関わった人事担当の金さんに

採用したい人物像についてメッセージをいただきました。

 

採用に関して大事にしているのは、素直さと自分で考える力です。専門知識は問いません。私も未経験から飛び込んだ社員のひとりなので、入社後の努力で問題なく成長していけると身をもって経験しているからです。人柄を重視しているため、面接では「仕事と人生の目標について」や「つらいときをどう乗り切ったか」を質問しようと考えています。

新人研修は、実力に応じて3～6ヵ月間かけて行い、その後は段階的にひとり立ちをしていただく流れになります。同行中に相性が良さそうだと判断した取引先様からお任せするので心配いりません。慣れてくれば国内だけでなく、海外のサプライヤー企業との商談もお任せします。私も以前に、ある大口の長期プロジェクトの取引で台湾へ飛び、企業の社長や役員の前でプレゼンをしたことがありました。英語が得意な方はその語学力を活かせますし、いま自信がない方も必要に応じて勉強していただければ大丈夫です。

当社は現在、右肩上がりで成長しており、5年前と比べて業績は1.5倍になりました。今回ご紹介した車載担当以外に、業務用冷蔵庫や制御盤関連の企業と取引ができる産業機器担当があり、こちらも非常にやりがいがあります。ぜひ一緒に働きましょう！

 

（貿易営業部 課長　金　京国）

 

 

あとがき

いかがでしたか？

今回訪れた大藏電機さんは

縦の関係も横の関係も非常にフレンドリーで

これが微笑みの国かと思うような和やかさでした。

 

人とコミュニケーションを取ることが好きで、

製造業を縁の下から支える仕事に魅力を感じる方は

ご応募してみるのはいかがでしょうか！

 

取材協力：大藏電機

公式HP：https://www.okura-denki.co.jp/

採用HP：https://job-gear.net/okuradenkica/