生産者と販売店の橋渡しとして、会社を越え地域の活性を担う
Profile
- 営業野菜部
営業販売 主任 - 2010年4月入社
- 青木 慶太
略歴
2010年4月 営業野菜部 配属
2017年10月 主任に昇格
現在に至る
「よこすか野菜」「三浦野菜」など地場野菜の営業
横須賀が実家ですが長男として家を継ぐことも考え、地元で働けて転勤もない仕事を探していました。また、水産資源の勉強をしていたこともあって鮮魚市場を候補にしていたところ、横須賀青果市場でも募集があると耳にして、面白そうだと感じて応募したんです。現在は野菜の中でも「よこすか野菜」「三浦野菜」などの地場野菜を担当しています。多くの生産者と会って安心・安全の商品を仕入れ、スーパーや八百屋といった小売店に販売しています。
生産者や小売店がピンチのときこそ寄り添う存在に
ビジネスですから、安く仕入れて高く売れば利益は出ます。ですが、それでは生産者にも小売店にも長く付き合ってもらえません。目先の利益より、長くお付き合いしてもらえるように寄り添っていくことが重要です。例えば、気候の影響で想定以上の収穫量になってしまった生産者からまとめて引き取り、売ることもあります。通常50ケース納品のところ、250ケース届くなんてこともあるんですよ。逆に、小売店から品薄の商品を入手したいと相談されれば、各地の卸売市場に連絡して手配することも。生産者や小売店がピンチなときこそ寄り添うことで、信頼関係を築いていけるんです。
三浦半島では今後15~20年で農家が半分以下になると試算されています。その理由のひとつが収益。この問題に対して地場野菜を通じて、相場に左右されない安定した収入を得られる方法を提供したいですね。生産者と販売店との橋渡しとなって、会社だけでなく地域の活性化の手助けを一緒に目指していきたいと思います。
心の交流やトレーダー感覚が味わえる営業職
この仕事をどう面白く感じるかは、大きくふたつのタイプに分かれると思います。ひとつは生産者や小売店とのコミュニケーションを深めて、人間関係を広げていくことに面白さを感じるタイプ。個性的な人が多くて面白いですし、誰かから感謝されるとうれしくなりますよね。自分もこのタイプです。
もうひとつは、売上げを楽しむタイプ。日持ちする野菜を安いタイミングで仕入れて市場で保存し、ほかの市場の相場を常に把握して値が上がったタイミングで一気に売ることで売上高をアップさせることもできます。株価の変化を見るトレーダーの面白さに近いかもしれません。それに売上げが上がれば、きちんと評価してもらえますしね。
地域を守り、自分の才覚を発揮することもできるやりがいのある仕事です。青果市場の世界に飛び込んでみませんか。