メディカルツーリズムはひと言で医療観光、
インバウンド中に健診があり、観光も楽しむイメージです。
中国の皆さんは、健康意識が高く、
日本の先進医療や再生医療にとても関心があります。
中国の業者様にとって私たちは
メディカルツーリズムに特化した現地法人で、
お客様にとっては滞在中のなんでも頼れる
コンシェルジュのような存在です。

日々の業務はルーチンでは一概にくくれませんが、
先々まで担当するお客様の割り振りが決まっています。
優先順位をつけながら医療機関の予約、
宿泊ホテルや交通手段の予約などの手配、
時には医療ビザの申請手続きを、
並行してアテンドで一日中外出するなど、
変化に富んだ毎日を送っています。
また、年間での春・秋の旬の時期は忙しく、
オン・オフのメリハリもあります。

基本は福岡の病院やホテル、別府や湯布院など、
九州の観光地を組みこんでいますが、
お客様のオーダーは千差万別で、
東京の有名病院のリクエストもいただきます。
それが大きな団体にもなれば、
泊りで大阪や名古屋、東京まで行くこともあります。

ツアーのアテンドがない時は、次のツアーに
組み込むオリジナルプランを企画するなど、
終日デスクワークの日もあります。
今ちょうど、ファスティング（断食健康法）と
再生医療を提供するクリニックの見学を
メインにしたプランに取り組んでいて、
日程が近づき、朝からメールをチェックして、
手配関連の詰めをしています。
きめ細かく段取りをして自分で組んだプランが
好評を博した時の達成感はひとしおですよ♪

私がこのお仕事を選んだのは、観光の要素だけでは
味わえない、健康面から「人を助けることができる」点に
興味を持ったからです。
お客様のお話では、中国は医療機関も多いが、
患者さんの数もまた非常に多い。
それゆえ、ひとり一人の診療時間はとても短い。
ところが日本のドクターはじっくり時間をかけて
丁寧に説明してくださる。看護師さんもとても優しいと、
喜んでもらえて、リピーターになってくださいます。

あるお客様は中国で
「この状態なら、もう手術するしかない」と言われ
それは何とか避けたいと日本に来てみると
「手術をしないでも大丈夫ですよ♪」
「免疫療法もありますから！」と励まされました。
自分の病状を詳しく知ることができて、
そういう治療方法もあったのかと、
とても感謝されていました。
真摯に寄り添う日本の医療があるからこそ、
価値の高いインバウンドが提供できるんです◎

現在、職場には男性3名、女性4名、
10代～50代までの幅広い年齢層が在籍。
「このお客様にはどの病院がいいと思う？」
「最近どんな観光プランが喜ばれそう？」
何でも相談しやすく、誰かがアテンドから
帰ってくればご当地土産でお茶タイム、
内勤メンバーそろってランチへ外出と、
みんな仲良く、和気あいあいですよ♪

業界では珍しい土・日がお休みで残業は少な目。
時差出勤制も導入していて
子どもを保育園に預けて10時出勤、
あるいは18時定時で退勤して迎えに行くなど
子育てママさんも頑張っていますし、
学校の懇談会で時間有給もOKで、
休みがとりやすいのもメリットです♪