これほどやりがいがあるとは、思いもしませんでした。
Profile
- 警備保安部
- 2013年入社
- Iさん
略歴
2013年に入社後、2017年より警備保安部の統括チーフ(主任)として、スタッフ管理業務も担当。仕事のモットーは【常に笑顔で、お客様の顔を見て話すこと】。
休日は、風景写真の撮影に出かける。一眼レフ、ミラーレスなどカメラを使い分け、“瞬間”を切り取る。
軽い気持ちで動くことも、ときには大切ですね。
“人の役に立つ仕事”をしたいと思い、警察学校で警察官をめざしていたのですが、学生時代に部活(バスケットボール)で痛めた古傷が再発。訓練についていけなくなってしまい、警察官の夢をあきらめたのです。ただ、新しい仕事を探すときも、“人の役に立つ仕事”をしたいという想いは変わっていませんでした。そんなときに、人材を探していた『ナショナルメンテナンス』で働く祖母の知人と話す機会があったのです。私の話を聞いたその知人は、「それなら、うちの仕事が向いていると思うからおいでよ」と軽い感じで誘ってくれ、私も「じゃあ、ちょっとやってみようかな」という軽い気持ちで入らせてもらうことにしたのです。
ビルメンテナンス会社というと清掃や設備のイメージが強く、警備のイメージはあまりありませんでした。正直「仕事はお客様のご案内くらいかな」と思っていたのです。でも実際に働いてみると全然違いました。お客様のご案内だけでなく、救急対応や私服警備員のフォローをはじめ、さまざま業務があり、常にお客様やお店の安全を守ることに力を尽くしていることを知ったのです。まさに、“人の役に立つ仕事”。やりがいの大きさを感じました。あと、たくさんのお客様と関われ、お話ができることも、私には合っていました。入る時は軽い気持ちだったのですが、いつしか「本気でこの仕事をやってみたい」と思うようになっていたのです。
他の職種のスタッフと力を合わせ、快適なお店づくりをしています。
やりがいは、お客様から感謝の言葉をいただけたとき。以前、転倒された年配の女性のお客様の救急対応をしたことがあったのですが、後日お見えになり、「あのときは本当にありがとう。運動不足で足があまり上がらなくなっていたみたい。助けてもらって、“これは変わらないと”と思い、あれからジムに通いだしたのよ」と感謝されたことは、今も強く印象に残っています。こんなポジティブな言葉をいただくたびに、「もっとお客様のために役立ちたい」という気持ちになるのです。仕事をする上で意識していることは、お客様の視点を持つこと。“私がお客さんなら”を常に考えて巡回をしていると、普段何気なく通っているところでも「あ、ここが壊れている」といった異常を発見しやすくなるのです。私が部下を指導する際には必ず、この“お客様の視点を持つこと”を伝えています。ちなみに、壊れているところがあれば設備スタッフに、汚れている部分があれば清掃スタッフに連絡し、直してもらい、キレイにしてもらっています。警備員だけでなく、設備や清掃など他の職種のスタッフと連携することも珍しくなく、“チーム”として進めていけるところに心強さを感じています。
また、お客様の声を直に聞くことで、さらにお店はよくなると思っていますので、顔なじみのお客様に「ビバシティはどうですか」とお伺いすることもあります。そして「こうしてほしい」というリクエストには、できる限りお応えしています。おかげさまで、お店はどんどんよくなっていますが、まだまだ。さらに考えながら、動きながら、よりよいお店にしていきたいです。
カベにぶつかったときは、一人で抱え込まず何でも打ち明けください。
普段から設備スタッフや清掃スタッフと協力する場面は多々ありますので、職種の枠を超えて仲がいいです。みんな話しやすくて、相談事や頼み事も気軽にできます。だから、これまで人間関係で悩むことはなかったですね。ただ、入社したばかりの頃は、仕事の悩みを一人で抱え込み、しんどくなった時期がありました。この状況を救ってくれたのが当時の上司や先輩でした。悩んでいることを聞いてもらい、経験を踏まえたアドバイスをもらえたおかげで、目の前がクリアになって立ち直ることができたのです。あのフォローがあったから、今も続けることができているのだと思います。私は現在、複数店舗の警備スタッフの管理もしています。ですが、あのときの上司・先輩のように、スタッフに目が行き届いているかと聞かれると、自信を持って「はい」とはいえません。なかには、自分の気持ちを伝えられていないスタッフがいるかもしれないと思っているからです。ですので、今後は、お客様対応と同じくらい、スタッフへのケアやフォローにも力を入れていきたいです。
あと、警備員の仕事は男性のイメージが強いかと思いますが、商業施設の警備員は、迷子のお子様や店内案内を必要とするご年配のお客様の対応をすることも多く、女性ならではのソフトな対応のほうがスムーズに解決するケースもよくあります。ですので、今後は女性がもっと活躍できる環境もつくっていきたいです。