「話すのが好き」という個性を活かせる仕事として、住宅の営業職を選びました。
もともと建築関係の専門学校でCADの使い方や設計を学んでいました。ただ、この道を学んでいくほど当初に抱いていたイメージと溝ができ、それならば自分の特徴でもある「人と接するのが好き」という個性を活かせる営業職はどうだろうと考えたのです。その中で『井上地所を選んだのは、説明会や面接の際に感じた雰囲気の良さ。真面目に取り組みながらも、ときおり職場に冗談が飛び交っており、ここなら長く働けると確信して応募しました。実際に第一印象通りで、先輩たちはやさしく人ばかりです。研修も手厚く、入社後は先輩に同行して3ヵ月間ほどかけて仕事の流れを覚えられ、その後も2年目を迎えるまで商談に同席してお客様とのやり取りをフォローしてくれました。働いてみると発見がたくさんあり、たとえば見積もりを作成すると、住宅はいろいろな備品の集合体だとわかります。「カーポートやキッチン周りの食器棚ってこんな値段なんだ」と意外な部分を見つけるたび、住宅自体にすごく興味が出てきて。これまで通勤途中にただ通り過ぎていただけの住宅街も、いまでは大事な勉強材料になりました(笑)
商談ではじっくりと話を聞き、丁寧に説明することを心がけています。
新築住宅の営業は、平日は見積もり作成などの事務処理と工事の進捗管理がメインに、土日祝は分譲地の案内がメインになります。営業といっても飛び込みはなく、当社にコンタクトしてくださったお客様への反響営業です。モデルハウスにお連れして、分譲地や建物の良さをお伝えしています。説明の際は耐震性に優れた工法をはじめ、住宅の機能面に自信があるので、そこは特に推していますね。こちらからの話だけでなく、お客様のニーズもしっかり拾い上げたいので、1組への対応に2時間以上かけることも。そのため、1日に対応するお客様は最大でも2組です。そこから、商談に移れば毎週打ち合わせを行い、建売住宅なら1ヵ月間ほどで契約が決まります。これが注文住宅になると、半年以上かかることがほとんどです。私の初契約のお客様が注文住宅希望の方で、「家族とこういう風に過ごしたい」という想いをどう実現するかをたくさん話し合い、ついに形となったのはご契約から1年後でした。引き渡しの瞬間の感動は、いまも忘れません。心から喜ばれるお姿を見て、自分たちの仕事の意味を知りました。
成長は経験あるのみ!努力した分だけやりがいが増していきます。
仕事の上達のコツはいかに場数を踏むかで、やはりお客様と接してみないとわからないことが多くあります。私もそれほど経験を重ねてきたわけではないですけど、それでも入社時と比べれば、どういう質問をされるかなどの引き出しもでき、お客様との会話もスムーズになりました。また、若さで不利になることはありません。お客様の層は30代~40代の方が大半で、年下である私のことを大変かわいがってくださいます。親子ほど年が離れている協力業者の方も、いろいろと面倒を見てくださるのでありがたいです。もし、住宅販売に興味があるのなら、これまでの経験や年齢に関係なく『井上地所』に飛び込んできてもらいたいですね。どれだけ成長できたかは契約数に表れますし、それに応じて給与も上がります。歩合給をいただけるようになるとうれしく、この間は自分へのご褒美として腕時計を購入しました。現在は、国家資格である宅地建物取引士の取得を目指して勉強中です。「夢のマイホーム」づくりのお手伝いが滞りなくできるように、今後も研鑽に努めます。