卸売市場における仲卸業者の役割は大きく分けて2つ。

食材の「評価」と「分荷」です。

前者の方は、セリで卸売業者から水産物を買い受けることです。
一方、後者の方は、場内の店舗で食材を小分けにして販売することです。

なお市場に出入りして仲卸業者から品物を仕入れる人を「買出人」と言い、小売商や飲食店などがそれに該当します。

冷凍魚が専門の当社では、評価の仕方が少々異なりますが、日本の食に不可欠な水産物への思いは同じ。
威勢のいい声が響く場内で、鮮魚にはない魅力を届けていきましょう。

Q　スタッフの年齢層は？

40代が2名、50代が3名、60代が6名、70代が1名、アルバイトが12名です。卸売りの経験が豊富なベテラン揃いなので、次世代を担う方へのしっかりとした育成環境が整っています。

Q　これまで多かった志望理由は？

経験のある方は貯金したいとか、もっと稼ぎたいとか、ほとんどが待遇面に期待を寄せていましたね。中には裁量に任される仕事がしたいという、将来を見据えた明確な意思表示をする方もいて、その意欲を買いました。とはいえ、未経験でもしっかり稼げるのでご安心ください。

ハキハキした人でも寡黙な人でも構わないんですが、お客様とかかわる仕事なので、元気な挨拶とはっきりした返事を心がけてもらいたいですね。あとは注文書の数量を間違えないように気を付けてもらえれば。仕事がしっかりしてる先輩社員は皆そこがよくできるんですよ。

冷凍魚はセリに出されることがほとんどありません。もちろん、セリにかけるものもありますけどね。もとい、そういった形式を相対取引といって、仲卸業者にとっては電話での注文取りが可能という利点があるんです。価格が一定で値段も覚えやすいと社員に好評ですよ。

少し前なら、きつい、汚い、危険の頭文字をとって3Kと言われた仕事のひとつではありますが、職場環境や待遇は、今やずいぶん改善されています。当社も時代の潮流に乗って、社員の意見を取り入れながら、働きやすい環境づくりに取り組んでいるところです。

仲卸業者として一人前になるまで、新人さんには色んなことに挑戦していってほしいですね。新しい仕事に携わるたび、学びがあるし、続けるほどに楽しくなるはずです。次の世代を担う若者の意欲に応えつつ、ともに成長していきたいと思います。ぜひ一緒にお仕事しましょう。