目次

1. セブン-イレブンを支える武蔵野グループ!

 

コンビニのお弁当やお惣菜って今、すごく進化していますよね。

 

おいしさはもちろんですが、栄養価もきっちり計算されていて、最近は糖質オフの商品も盛りだくさん。ダイエットしたい人にとって大きな味方となっています。

 

さらに時代の流行をいち早く取り入れて、シーズンごとにさまざまなメニューを発売するスピード感もすごいところ。
最近は有名店とコラボした商品がSNSで盛り上がる、なんてことも増えています。

 

ところで、そんなコンビニ食品って、どこで誰が、どうやって作っているのでしょう?
よく考えてみたら24時間365日、日本全国どこの店舗に行っても、常に新鮮な食べ物が棚にあるってすごいことですよね。
でも、それって、誰かが日夜一生懸命作ってくれているからなわけで……。

 

そうだ、その現場を実際にこの目で見てみよう!

 

というわけで、今回はコンビニのお弁当やお惣菜を作っている企業にお邪魔して、その現場をのぞいてみようと思います!

 

 

ここは埼玉県朝霞市。
こちらにある

株式会社 武蔵野 朝霞工場

に来ています。

 

今回取材にご協力いただいたのは

株式会社 武蔵野ホールディングス さん。

 

武蔵野ホールディングスさんがどういう会社なのかというと……

 

「武蔵野ホールディングスは、武蔵野、武蔵野フーズ、武蔵野ロジスティクスという3つの事業会社を傘下に持つ武蔵野グループの持株会社。コンビニなどで売られているお弁当・おにぎり・お惣菜などの『中食』市場に向けて、食材の開発・加工のほか、おにぎり、お弁当、パン、サンドイッチ、調理麺などの提供から配送物流まで、おいしさと食の一貫生産体制を構築しています」

 

といった説明が公式サイト上に。

 

つまり、コンビニに並んでいるような「中食(弁当や調理済の商品を買ってきて家で食べる食事のこと)」用の商品を開発したり、製造したりする会社なんですね。
さらに、グループ内に配送会社もあるから、できたての商品を自社ですぐ運ぶこともできるんだ! それはナイス!

 

というわけで、どんな現場が見られるんだろうと期待に胸を膨らませながら、まずは会社の中へ。

案内役を務めてくださる羽柴さん高橋さんがお出迎えしてくれました。

 

羽柴さん

 

高橋さん

 

羽柴・高橋 「こんにちは、今日はようこそいらっしゃいました」

 

編集 「お世話になります!

 

高橋 「本工場では、コンビニエンスストアのセブン-イレブンに出荷している各種お弁当や、おにぎりカップのお惣菜などを作っています」

 

編集 「そうなんですね! 私も知っている商品がたくさんありそうです」

 

羽柴 「今日は工場長も参加する予定だったんですが、ほかの予定がありまして……」

 

編集 「えー工場長!? ここのトップってことですよね? ありがたいですが、そんなに偉い方と一緒だと緊張でガタガタと震えが止まらなくなるので大丈夫ですよ!」

 

羽柴 「そこまでナーバスにならなくても(笑) さぁ、時間も限られていますし、早速工場の方へ移動しましょう、それではあちらで着替えてください

 

編集 「えっ! 着替え!?

 

 

2. ミッションがいくつも……徹底した衛生管理

 

編集 「なるほど、食品を作る工場ですから、まず専用のユニフォームに着替えないとダメですよね」

 

羽柴 「はい。徹底した衛生管理のもとで作られていますので、取材や撮影で入る場合も、製造スタッフと同じようなユニフォームに着替えていただきます」

 

というわけで、まずは用意していただいた専用ユニフォームに着替え、髪の毛が落ちないよう、頭にも専用の帽子をかぶります。

 

カメラマン 「あのー……撮影機材は……」

 

高橋 「大丈夫ですよ。流石にカメラがなかったら撮影できないので今回は特別に許可をとっています」

 

編集 「そうですよね。カメラマンがカメラ持たずに行ってもやることないですし

 

カメラマン 「いや、編集さんの応援とかしますよ。『いよっ! ナイスインタビュー!』とか」

 

編集 「いらないです

 

着替えが終わったら、階段を上がっていよいよ工場の入り口へ。

 

ここで急に近未来感のあるゲートが。

 

セキュリティがバッチリなのが見た目から伝わってきますね。

 

近未来のゲートを無事通過したら、ここでさらに身体についたゴミやホコリを取り除きます。

 

羽柴 「この粘着テープで身体をコロコロしてください」

 

編集 「はーい」

 

高橋 「あ、ここのタイマーをセットしてからスタートして、タイマーが鳴るまで続けてください

 

編集 「こういった細かいこともちゃんと時間を決めてやるんですね」

 

高橋 「個人の時間感覚って開きがありますから。人によって十分やったと思う時間が違ったら、その分衛生面でも差が出ますからね」

 

そして、異物を持っていないか探知機でチェック。

なんか空港の保安検査場で見るアレに似ているな……。

 

ドキドキしながらも無事通過。

 

編集 「ふーよかった。ピコーンって鳴ったら屈強な男たちがやってきて、どこかに連れて行かれちゃうかと心配しました」

 

羽柴 「ここをどこだと思っているんですか(笑)

 

と、探知機をくぐり抜けた後も、2種類の薬剤を使って入念な手洗いや、手袋を着用してさらに消毒と、いくつもの衛生ミッションをクリアした後、工場内に入ることができたのでした。

 

 

3. おいしさにこだわるアイデアと努力がすごい

 

ついに工場内へ!

 

フロアに入ったとたん、おいしそうな香りが!

 

羽柴 「ここはお弁当に入れるおかずや、パックに入っているお惣菜を作っているセクションです」

 

編集 「羽柴さん、あれはなんですか?」

 

羽柴 「あれは韓国料理で有名なあのメニューの具材ですね」

 

編集 「あー! アレですね! 野菜もたくさん採れておいしいんですよね!」

 

それにしてもすごい量!

 

編集 「あ、おいしそうな半熟たまご! そういえば、昔から気になっていたんですけど、なんでレンジでチンしても半熟のままなんですか?

 

羽柴 「あれは、半熟たまごを置く位置や、周りの食材とのバランスをみて加熱され過ぎないように計算しているんです。それ以上は詳しく言えないので秘密ということで……」

 

編集 「すごい! サラッと言っていますけど、めちゃくちゃ研究したんですよね? 大変だったんじゃないですか?」

 

羽柴 「はい。たくさんのスタッフが試行錯誤してたどり着いたものです。ですが、そのプロセスがこの仕事の醍醐味でもありますよ」

 

編集 「あ、これはスパイシーなチキンのアレ! 味が染み込んでいておいしそう!」

 

異国情緒あふれるいい香り……。

 

羽柴 「はい、撮影はここまで!

 

編集 「あれ、どこへ持って行っちゃうんですか?」

 

高橋 「加熱調理した食材はいったん全て冷却室の機械を使って冷やすんです

 

 

4. できたてホヤホヤの弁当が食欲を刺激する

 

藤原 「はーい、みなさん! ここが冷却室でーす!

 

編集 「おっと、テンションが高い! 突然登場したあなたは誰ですか?

 

藤原 「あ、申し遅れました、チーフリーダーの藤原です

 

羽柴 「藤原さんはこの工場のNo.3(3番目にエライ人)なんですよ」

 

編集 「そ、そうなんですか! あなた誰?とか言ってすみません(笑)

 

高橋 「では、ここからはエレベーターに乗ってお弁当を盛りつけるセクションにいきます」

 

編集 「おーすごい! お弁当が川のように流れている!」

 

高橋 「こうやってスタッフがリレー形式で食材を乗せていき、少しずつお弁当になっていくんですよ」

 

羽柴 「私たちの作業はなによりもチームプレーが大事。万が一具材を入れ忘れたり、位置がズレていたりしても、チーム内の他の誰かが気づけばフォローできます」

 

高橋 「どうですか? おいしそうでしょう?」

 

カメラマン 「これが完成したお弁当ですか! いやー、食欲をそそりますね!」

 

編集 「よく考えたら『できたてホヤホヤのコンビニ弁当』を間近に見られるって、実はすごくレアな気がする……」

 

高橋 「こういった商品は具材の配置が少しズレるだけで印象がまるで変わってしまうんです。ですから、どの角度から見ても商品の魅力が伝わるように、人間の目でしっかりチェックしています。最終的に商品を手にとるお客様も同じ人間ですからね。そこは機械だけでなく人の目も大切にしています」

 

 

5. 工場の「トップ」がついに登場?

 

編集 「いやー、興味深い話もたくさん聞けて、大変勉強になりました!」

 

笠原 「いかがでしたか?

 

編集 「おっと! 突然登場したあなたは誰ですか?(本日2回目)

 

笠原 「あ、申し遅れました、製造リーダーの笠原です

 

なんかこの展開、さっきと似ているぞ……ということは……

 

羽柴 「察しがいいですね。そうです、この人は当工場のNo.2(2番目にエライ人)です」

 

編集 「やっぱり! 急に登場するのはなぜかエライ人という謎の法則!」

 

 

ん……なんだろう、どこかから人の気配を感じる……

 

カメラマン 「あそこに誰かいませんか? こっちを見ている気が……

 

羽柴 「あ! あれは!」」

 

全員 「工場長!!!!

 

編集 「え?

 

 

工場長 「どうも、工場長です

 

なんと! ついに工場長まで登場してくださいました!!

 

工場長 「いやー、気になったんで見にきました。今日の取材はいかがでしたか?」

 

編集 「はい、皆さんの協力でたくさん取材撮影できました! 工場長、もしよかったらメッセージをお願いします!」

 

工場長 「武蔵野グループは『人の源は食べることである』という創業者の考えにもとづいて、お客様から喜ばれる商品をお届けしています。やはり、食べることの喜びってどんなに時代が変わっても不変のものなんです。だから、そこに関われる仕事はやりがいが大きいですよ。そして、誰でも一度は食べたことがあるであろう、セブン-イレブンさんの商品づくりに関われるというのも、誇りをもってできる仕事です」

 

羽柴・高橋 「その通り!

 

藤原 「さすが!!

 

笠原 「コメント上手!!!

 

編集 「すごい、今日いちばんの盛り上がり(笑) みんな工場長のことが好きなんですね」

 

全員 「はい、頼りになる人です!

 

カメラマン 「では最後に藤原さん、笠原さんと一緒に工場のトップ3で一枚撮影しましょう! はい、チーズ!

 

藤原・笠原 「じゃーん! こんな感じでいかがですか?

 

編集 「みなさんノリが良くてホント助かります(笑)」

 

 

まとめ

取材をするまでは、食品製造の現場ってあまり人が関わっていないイメージでした。機械がオートメーションで淡々と作っているような。

ですが、武蔵野グループさんは違いました。

工場に入るためにあれだけの衛生ミッションをクリアしなければならないほど、食の安全・安心にこだわって。そして、ひとつの具材に対して、何度も失敗を重ねながら試行錯誤して。

そこには、あらゆる人の「おいしい!」に応えたいという、人の情熱を感じました。

そして、工場で作られるお弁当やお惣菜が、スタッフたちによって大切なバトンのように大事に繋がれて、私たちのもとに届くんだなぁと。

改めて、いつでもおいしいご飯が食べられることに感謝しなければ、と思う1日となりました。

 

取材に協力してくださったみなさん、ありがとうございました!

 

 

取材協力

武蔵野グループ R&Dセンター
〒351-0033 埼玉県朝霞市浜崎3-17-9
TEL 048-470-2100 (首都圏 商品開発部)

株式会社 武蔵野 朝霞工場
〒351-0014 埼玉県朝霞市膝折町4-14-30
TEL 048-469-1500

Jobギアキャリア採用サイト