阪井運送株式会社 本社(10tドライバー)

トラックを走らせ、多くの人や土地に出会った20年でした。

Profile
本社(10tドライバー)
1999年入社
澤岡 功一
略歴

土木関係の仕事を経て1999年に「阪井運送」へ転職し、10tドライバーに。青果物、飲料、引っ越しの荷物などさまざまな配送を担当。2019年に勤続20年を迎え、ますます意欲的に仕事に取り組んでいる。

志望動機は「稼ぎたい」。未経験からトラックドライバーの道へ。

トラックドライバーを目指した動機は、正直に言うと稼ぎたかったから。この仕事は稼げるイメージがあったので、未経験ながらいろいろな運送会社の面接を受けていました。その中で合否の返答が1番早かったのが『阪井運送』です。面接が終わってすぐに「明日から来てください」と連絡がきたので、迷わず飛び込みました。

入社後は3ヶ月ほど、ベテランドライバーの横乗り研修を受けました。今はカーナビやインターネットの地図検索サービスがありますが、当時はもちろん紙の地図。道幅までわからないため、ルートを少し逸れるとリカバリーするのに苦労した覚えがあります。

初走行の日から今日に至るまで、たくさんの市場に荷物を届けてきました。ご当地の味覚との出会いも良い思い出になっており、ある大衆食堂で食べた料理のおいしさは、いまも忘れられません。実際にトラックドライバーになったことで、収入以外の魅力を発見できました。

1人の時間と、人との出会い。どちらもドライバーの魅力です。

現在は、固定の配送先への運搬がメインになりました。青果物を中心に、飲料を運んだり、引っ越しの荷物を運んだりと、そのときどきのスケジュールにしたがってさまざまな荷物を運んでいます。青果物を配送する場合は、農協で荷物を積み込んで目的地まで走り、到着後は市場で荷降ろしをする流れです。運転中は、繊細な果物を傷つけてしまわないように、積み込む際も、運転する際も気を配っています。そのおかげで、ブレーキ技術はずいぶんと磨かれましたね。

ベテランとなった今では、農家の方、配送先のお客様、同業のドライバーはもうほとんど顔なじみに。気軽にあいさつできる関係性の方もいます。運転中は1人の時間が多いですが、意外と多くの出会いがあるのもこの仕事の魅力です。

子どもが小さい頃は、家を空けるのが心苦しい時期もありました。それでも運動会などには休んで参加できたので、家族との思い出もしっかりつくれたと思います。子どもが成長した現在は、1人の時間も気楽だな、なんて思うこともあります(笑)。

ドライバーを取り巻く環境は、非常に便利になりました。

入社から20年の歳月が経ち、運行内容はかなり変わりました。遠方への配送も減りましたし、出荷する荷物量も以前と比べてゆとりがあるように思います。バックモニターやデジタルタコグラフなど安心して運転できる装置も整えられ、ドライバーにとって随分便利な時代になりましたね。

新人の頃を振り返ってみると、ドライバー同士の人間関係の良さに助けられた面もありました。今はもう体のことを考えてあまり飲みには行っていませんが、若い頃はドライバー仲間とちょくちょく飲みに行っては、いろいろな話をしました。当時の飲み仲間は、今でも変わらず仕事仲間。ドライバー同士の距離の近さは、当社で働く良さのひとつです。

これからの目標は、社内で行われている燃費大賞でMVPを取ること。アイドリングストップや速度に気を付け、『阪井運送』で1番エコな運転ができるドライバーになりたいです。