現場作業員(とび職)

工事のゆくえは足場で決まる。職人が輝けるステージを築く仕事。

Profile
現場作業員(とび職)
2011年 入社
有村 剛
略歴

フリーターをしていたころに友人からサンキステップを紹介され、はじめて正社員として入社した。業界未経験ながら一から技術を身につけ、今では勤続10年のベテランに。お客様が工事をしやすいよう、職人の立場を考えた足場工事をモットーにしている。

フリーターから足場作りの職人へ。仲間の頑張りに励まされて続けてきました。

サンキステップに入社するまでは、ガソリンスタンドなどのアルバイトを転々とするフリーターでした。当社に入ったきっかけは友人からの紹介。将来を考えると手に職がつく仕事は魅力的だと思い、未経験でしたが挑戦してみました。
入社後は最初に基礎知識を詳しく教わってから、教育担当者に約半年間付いて作業を習いました。まずは先輩の作業を見て、次に自分でやって間違いを修正してもらい、徐々に仕事を任される流れでした。丁寧に教えてもらったものの体力的にはハードで、最初は続けられるか少々不安だったのも事実です。それでも続けられたのは周りの仲間が頑張っていたから。みんなも真剣だから、自分も負けずに頑張ろうと思えました。今ではずいぶん体力も付き、入社前より健康的になった気がします。また、正社員になったことではじめて収入が安定。働きぶりを認められると昇給もあるなど、フリーター時代にはなかった評価をされるよろこびを知りました。

工事しやすい足場を作る。細かな工夫に気づいてもらえるとうれしいです。

私が足場工事を担当する現場は一戸建て住宅とマンションが多く、現場へは少なくとも2名以上のチームで向かっています。工期は建物の大きさによって異なりますが、一戸建て住宅なら1日、高層マンションなどは半年かかることもありますね。ただ、大規模な現場であっても17時には必ず終了。普段は16時ごろには事務所に帰り、営業担当者に翌日の工事内容について説明を受け、必要な資材を準備して夕方には退勤しています。私が工事をするうえで特に心がけているのは、工事する職人さんの立場になって足場を組むこと。私自身は建築工事や塗装工事をしたことがないため、どのような足場だと作業しやすいのか正確にはわかりませんが、工事業者の方々とお会いしたときに職人さんのリクエストを聞くようにしています。スムーズに動ける美しい足場を完成させたあと、社長や上司が工夫に気づいて褒めてくださると大変うれしいです。こだわった甲斐があったと報われた気持ちになります。

10年続けたから今が楽しい。最初はハードでも根気よく頑張ってほしいです。

サンキステップの魅力は人間関係の良さです。フレンドリーな社員が多く、最低限の礼儀は守りつつも厳しい上下関係のない環境で働けています。上司や先輩に対して萎縮することもないので、新人さんも馴染みやすい雰囲気だと思いますよ。足場工事は高所作業だけに危険もありますが、一緒に作業している職人同士が互いを見合い、仲間の身にアクシデントが起きていないか常にチェックしています。安全対策にも信頼関係が生かされているのです。これからとび職をはじめる方は、事故以外だと天候不良が続いたときの給与面が不安かもしれません。確かに日給制だと雨で工事が中止になれば収入も減るのですが、代わりに日祝を出勤にするなど調整してもらえます。収入は確保できているのでご安心ください。この仕事は体力勝負だけに最初はハードに感じるかもしれません。私も大変でしたが、入社して10年以上が経つ今は楽しく働けています。この楽しさは続けなければわからなかったこと。続けることに価値があるので、根気よく頑張ってほしいです。